毎年、花粉症に悩まされるようになったのは、
スギ林に囲まれた実家を出た後です。
20代以降に花粉症に悩まされている方には積極的な投薬治療をおすすめします。
耳鼻咽喉科の受診は最初の年だけでOK
※医療費をおさえたい人は去年と同じ薬を処方してもらおう、というコンセプトです。
治療法は日進月歩ですので新しい治療薬についての情報収集は必要です。
初診料&処方料を節約する方法
毎年、年末から年始にかけて春の花粉飛散量にまつわるニュースが飛び交います。
症状が強い方は、ぜひ1月末。
遅くとも2月初旬から花粉症対策をはじめるよう、おすすめします。
なぜならば、花粉症の対策薬として処方される抗アレルギー薬は効果を発揮するまで時間をようすること。
そして、いくら薬を飲んでも
身体が反応するまで一週間以上、時間がかかるのです。
もしあなたが血液検査などでスギ、ヒノキ、もしくは春先に飛散量がふえるアレルギー源の抗アレルギー反応が強いと診断されているならば、
すぐに耳鼻咽喉科を受診して抗アレルギー薬、そして点鼻あるいは点眼のステロイド薬の処方箋を出してもらいましょう。
去年と同じ薬で今年の花粉症を治療しよう。と考えているならば、定期的に受診している医師がいるならそこで花粉症の薬をもらってしまいましょう。
そのほうが、1年ぶりに受診する耳鼻科より安くすみます。
初診料
処方箋料
薬局での処方料
かかりつけの(定期的に受診している)クリニックでは、昨年のお薬手帳を提示して「去年と同じ処方箋をください」とお願いすれば大丈夫です。
定期的にもらっている薬と一緒に花粉症の薬を処方してもらえます。
お薬手帳がなければ、去年と同じ薬と服薬方法(毎日一回、2回噴霧かける2かける14日…など)を医師に伝えることで処方箋を書いてもらえます。
小さな差ではありますが、
かかりつけの医師や病院かあるなら季節性の症状にも対応をしてもらうのは何もおかしいことではありません。
むしろ、医師にとってはかかりつけの医院として患者の通年管理をしているという使命感と達成感を感じる機会でもあります。
季節性の疾患については、専門の医師より地域医療や地域の内科医の方が情報が遅い可能性はありますが
もしあなたか以前にも季節性疾患の処方を、その医院やクリニックでお願いしていれば情報が残ります。
製薬企業や薬を納める企業の人間は、ちゃんと昨年の情報を参照しています。
ここに患者がいる!と知っていれば、必ず最新情報を持って医師に情報提供しているんです。
だから、安心してかかりつけの医師へお願いして下さい。
「花粉症なので、昨年のこの薬も処方箋をかいてください。」
これで、あなたは久しぶりに行く耳鼻咽喉科の初診料と処方料、薬局で複数の処方箋料を、支払う必要がなくなります。
そして、かかりつけの医師も(言葉は悪いですが)常連客の要望に応えることができ、逃さずに済むのです。
今回の例は、年に一回花粉症に悩む患者がかかりつけ医にお願いして医療費を節約できる例をご紹介しました。
花粉症以外の疾患や、急速に治療方法が変わる(アップデートされる)疾病ではおすすめしません。
しかし、日常の診療ではお役に立てるかと思い投稿しました。
なにかご意見があれば、コメント投稿もしくは問合せ(メール)からご連絡くださいね。