失業中を理由に奨学金の返還猶予申請手続きをはじめました

学生時代に貸与されていた『日本学生支援機構』の奨学金を返還しています。

ちょうど今日は、毎月の口座振替日だったのですが、リレー口座の残高が少なくなっていて恐らく引き落としされていません。

毎月、約3万円の返還額を傷病手当金から支払うのは正直キビシイので、返還猶予の申請をおこなうことにしました。

奨学金の返還額を減らす方法は3つ【減額・猶予・免除】

日本学生支援機構のホームページに、以下のような紹介があります。

返還が難しいとき:http://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/index.html

減額返還:月々の返還金額をへらして、返還を続ける

返還期限猶予:返還を停止し、先送りする

返還免除:未返還額の全部または一部の免除をうける

うつ病などの精神疾患で奨学金の返還免除をうけることは難しい?!

もっとも返還額が少なくなる(無くなる)のは『返還免除』です。

私のように、うつ病の治療中であることを理由にであっても、

通院治療で経過観察できているので、比較的「軽症である」と言えます。

「重症」や「急性期」の精神疾患で、入院治療が必要である場合などは判断が分かれるところだと思います。

失業中の奨学金返済額を減らすなら、減額と猶予どちらがよいか?

さて私のように「軽度のうつ病」を治療中で失業のため無収入である場合、奨学金の返済額を減らすには『減額』と『猶予』のとちらが適切でしょうか。

私が考慮したのは以下の2点です。

  • どちらの方法も、返還すべき予定総額は変わらない。減額されない。
  • 失業による収入激減は一時的なものだと予想している。

現在は病気療養に専念し、原因の一つでもあった前の職場から離れることが第一だと考えています。

治療もうまくいっていますし、回復したタイミングで主治医と相談しながら転職活動を再開するつもりです。

再就職すれば、退職前と同じ額の返還ができるようになると想定しています。

逆に、退職直後である今は、国保・年金・住民税・所得税の支払いなどの負担が集中している状況をなんとかしたい。

一時的に返還をストップする「返還期限猶予」を選択しました。

返還相談センターへ連絡するとアドバイスしてくれて便利だし、すごく優しい

奨学金の猶予申請書類を提出する必要があるのですが、プリンターを持っていない&ネットプリントでコンビニへ行くのが億劫だったため電話で請求しました。

奨学金返還相談センター:http://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan/info.html

奨学生番号も手元にないまま、とりあえず電話をかけてみたのですが。

生年月日と住所、連絡先から本人確認をしてくれて、書類の送付だけでなく提出書類についてもいくつかアドバイスをいただきました。

返還猶予の理由は「失業中」を選ぶこと。

証明書類として離職票1,2すべてのコピーを添付すること。

返還猶予は滞納している月から遡って適用されるので、延滞し始めた年月を猶予開始日として申請できる。

審査に1、2ヶ月くらい必要。

審査中も口座振替請求・払込通知書発送・延滞している場合の督促は停止できない。

いろいろと教えていただきました。
(ナビダイヤル8分間の通話料は気になります。)

住民税の分割の時も感じたのですが、ちゃんと払う意思のある人への対応は優しいですね。

「経済的に厳しい」状況で電話するのは、かける側は気おくれしてしまうものですが、対応する側は「納める意思はあるけれど」分割してほしい、減額してほしい、猶予してほしいという人にはとても柔軟に相談にのってくれます。

裏を返せば、いかに税金、年金、奨学金を一方的に滞納している人が多いのかと考えさせられました。

請求した書類が届くのをまって、さっそく申請したいと思います。

猶予申請から、審査結果の到着まで実際にどれくらいの期間が必要か?についても記録したいと思います。